ランニングは、強度は違えど取り組んでいる方が非常に多いのが特徴ですが、自転車にも非常に有効なことがわかっています。
また、用意する道具も非常に少ないことからとても始めやすいスポーツです。
そこで、今回はランニングが自転車にとってどのようなメリットがあるのかを紹介していきますので、クロストレーニングについて考えていく際のヒントにしていただけたらと思います。
ランニングはここが凄い!
1.ランニングで鍛えられる能力
まず、ランニングは有酸素運動の代名詞ともなっていて、ダイエット感覚で取り組む方から競技として本格的に取り組む方まで非常に幅広いニーズを抱えるスポーツであることが、自転車との大きな共通点ではないでしょうか。
その中で1番伸ばすことが出来る能力としてはスタミナ面となります。
スタミナと言っても心肺機能をはじめとした有酸素能力と呼吸に余裕があっても足が止まってしまうことを防ぐために必要な筋持久力に分けられますが、ランニングの場合はどちらも伸ばすことが可能です。
ただし、注意点としては着地の衝撃が大きいために無理をすると膝の故障につながりやすい面がありますので、オーバートレーニングにならないように注意する必要があります。
2.有酸素運動の驚くべき効果
有酸素運動が心肺機能の向上に関係することはここまで説明していきましたが、もう一つ忘れてはいけないのが最大酸素摂取量の向上が見込めることです。
これはスタミナや筋持久力の向上を目指した場合には欠かせない要素となりますので、これらをランニングとのクロストレーニングで向上させることは非常に重要になってきます。
特になぜ最大酸素摂取量が増加するのかというと、有酸素運動により血液中の赤血球の数が増加していくためで、赤血球内のヘモグロビンが酸素を運ぶ役割を担っているためです。
このようにランニングを行うことで有酸素運動の能力向上による運動能力の向上や、より高い強度の運動を加えることで筋持久力の向上も狙えます。
そのためにランニングは自転車に対するクロストレーニングとしても非常に有効です。
また、運動特性上から体のバランスを高度に保つ必要があることから体幹のトレーニングにも役立つことがわかっていますので、怪我に気をつけながら是非スタミナアップを試していただければと思います。